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設立趣旨書

  • 命のバトンって?
  • AEDって?
  • 心肺蘇生法って?
  • 趣旨書
  • 定款

特定非営利活動法人命のバトン

(1 背景にある社会経済情勢およびその課題や問題点)
突然の心停止を起こした人の救命率を上げるためには、できるだけ早い心肺蘇生、電気的除細動が重要であると言われています。突然の心停止の多くは病院の外で起きるため、このような方の救命率を上げるためには、救急車を待つわずかな時間にそばにいる人が勇気をもって心肺蘇生を行い、自動体外式除細動器(以下「AED」と記す。)を使用することが大切です。2004年7月から日本でも一般市民によるAEDの使用が認められ、AEDが設置されている施設が増えてきていますが、心肺蘇生法を実践できる方、AEDを使える方がまだまだ少ないのが現状です。

(2 その課題や問題点の解決策または将来目標)
老若男女を問わず広く一般市民に対し、心肺蘇生法やAEDを使った救命処置の必要性を啓蒙し、それらを身につけるための講習会等を行い、それらを通して生命の大切さを伝え、その輪を広げていくことによって、お互いを思いやり、助け合い、生命を大切にする社会の実現、国民の健康の増進に寄与していきたいと考えています。

(3 法人の設立の経緯や動機または法人格が必要となった理由)
私たちは、福井県嶺北地域において、学校、地域、職場等で心肺蘇生法・AEDの使用に関する講習会等を行い、一次救命処置の普及・啓発活動を行ってきました。2006年10月に活動を始め、これまで10数回の講習会の実績があります。今後は活動範囲を広げ、より積極的に普及・啓発活動を行って行きたい、また一次救命処置だけでなく、医療従事者を対象とした二次救命処置の教育研修等も行って行きたいと考え、特定非営利活動法人の設立を決意いたしました。

(4 法人の目的)
この法人は、広く市民や医療従事者に対して、救命処置およびこれに関連する知識や技術の普及、啓発、情報提供等の事業を行い、互いを思いやり、助け合い、生命を大切にする社会の実現、および国民の健康の増進に寄与することを目的とする。

(5 4の目的を達成するための特定非営利活動)
(1) 保健、医療又は福祉の増進を図る活動
(6) 災害救援活動
(11) 子どもの健全育成を図る活動
(17) 前各号に掲げる活動を行う団体の運営、活動に関する連絡、助言又は援助の活動

(6 4の目的を達成するための特定非営利活動に係る事業)
(1) 一次救命処置の普及事業
(2) 二次救命処置に関する教育研修事業
(3) 救命処置およびこれに関連する広報事業
(4) 救命処置の普及等に携わる人材の育成事業
(5) 救命処置に関連する機器の貸出し事業

(7 主な事業およびその事業が営利を目的とせず、不特定・多数の利益に寄与する説明)
これらの事業により、助けようとする心を育み、救われる命が少しずつでも増え、互いを思いやり、助け合い、生命を大切にする社会の実現、健康の増進に繋がると信じています。また、これらの事業から得た利益は、次の輪を広げるための事業に充てることにより、より多くの人の利益に寄与するものと考えています。

(8 法人設立の意思表明・決意)
互いを思いやり、助け合い、生命を大切にする社会の実現、および国民の健康の増進を目指して、ここに特定非営利活動法人「命のバトン」を設立いたします。